1.構築の経緯
絶対零度パオジアンの採用理由を明確にすることがテーマ。
昨シーズンのランクマ上位の構築記事を見ていたところ、勝率.560あれば、300戦でレート2000に到達できる事が分かりました。
零度パオジアンは、無理な試合を49%でひっくり返せる(1匹を絶対零度で破壊することを考える・1ゲームに2回打つことを想定)性能があります。
①絶対零度を打たなければいけないゲームを60%とした場合、絶対零度を使用しない40%のゲームの必要勝率は.765となる。
②絶対零度を打たなければいけないゲームを50%とした場合、絶対零度を使用しない50%のゲームの勝率は.710となる。
なお、対戦数300を確保できるわけもなく、この論理は社会人ポケモントレーナーには破たんしている。
※土曜日にしかポケモンができないので、土曜日に破たんしている。
2.個別解説
(1)パオジアン
テラスタイプ:霊
特性:禍の剣
実数値:155-164-109-*-85-205
持ち物:気合いの襷
技構成:氷柱落とし/聖なる剣/氷の礫/絶対零度
調整意図:最速 / H-B A131地震確定3 /残りA
構築の起点。
初手のランドロスの蜻蛉に絶対零度を打つことで、スカーフをケアしながら、ジバコイルに二回零度を打てることに気がついた(バカ)。
最終日の記事を読むとアナライズではなく、頑丈で採用している偉いプレイヤーが増えたのが非常に残念だった。
(2)サーフゴー
テラスタイプ:水
特性:黄金の身体
実数値:193-*-135-154-136-105
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ゴールドラッシュ/祟り目/電磁波/自己再生
調整意図:原案に同じ(■)
※189一致噛み砕く(禍の剣補正あり)13/16耐え、176一致ハイドロポンプ確定3
ブーストエナジーのテツノツツミに投げて電磁波をばら蒔くポケモン。電磁波の通らない並びにやることが限られることが気になったが、それでもサーフゴーの補助技全カットは非常に偉いと感じました。
心が汚れているので、射精時のちんちんにしか見えません。
(3)カイリュー
テラスタイプ:妖
特性:マルチスケイル
実数値:197-155-131-108-143-108
持ち物:残飯
技構成:地震/炎の渦/アンコール/はねやすめ
調整意図:原案に同じ(■)
炎の渦のサイクル拒否性能によって、絶対零度に頼らない試合を増やすための駒とみていますが、対戦の試行回数を重ねるうちに炎の渦の命中率が85%であることにより最初の1発が命中するかどうかが対戦の命運を左右することがわかりました。
ハバタクカミをテラスを切ることで面倒を見ていたが、痛み分け採用が爆増し、対処に悩まされました。
(4)ウルガモス
テラスタイプ:ノーマル
特性:炎の身体
実数値:183-*-110-156-141-133
持ち物:厚底ブーツ
技構成:炎の舞/鬼火/吹き飛ばし/朝の陽射し
調整意図:準速カイリュー抜き / C176一致ハイドロポンプ耐え / A172一致鉢巻噛み砕く耐え
相手のパオジアンに後投げができる駒で、ハバタクカミにも弱くない性能をしていると思ったので採用しました。
テツノドクガとの明確な差別点は鬼火であり、交代際の鬼火で、ウーラオスの処理を楽にできると考えました。
テラスタイプはミミッキュ絡みとハバタクカミのシャドーボールを意識したノーマルテラスを選択しました。
(5)テツノツツミ
テラスタイプ:フェアリー⇔地面
特性:クオークチャージ
実数値:129-*-134-176-81-206
持ち物:命の珠
技構成:イドポプ/フリドラ/冷凍ビーム/テラバースト
調整意図:CS特化、HP個体値26
打ち分けのできるテラバースト妖を採用するとウーラオス+ランドロス(カイリュー)への動きが楽に処理できることが分かりました。
妖テラスであればハイドロポンプを打たなければならない場面も少ないですが、地面テラスだと結構体感ハイドロポンプを打たなければならなかったです。
テラスを先に切らせることで、冷凍ビームで大体のカイリューのマルチスケイルを貫通させることができるのも珠のメリットです。
このポケモンのせいで、相手はテツノツツミ対策枠の選出を余儀なくさせられるのである程度選出を絞りこめることが強いと感じました。
予想以上に3回以上行動することが多かったので、HPの個体値を下げ、珠ダメージが最低となるHP実数値10n-1としました。
(6)ディンルー
テラスタイプ:電気
特性:禍の器
実数値:253-138-165-*-114-81
持ち物:命の珠
技構成:地震/テラバ/(岩石封じ+地割れ)or(カタス+挑発)
調整意図:以下の通り。
A:地震で155-101パオジアン確定2発
H-B テラスなしでA172一致氷柱落とし確定3
H-D テラスなしで176眼鏡一致ハイドロポンプ耐え