1.構築経緯
水ウーラオス、ハバタクカミの一貫を取ることを意識しながら、過程で上振れ要素を引っかけるというものです。
剣盾の頃と比べて、ウーラオスの型の多様性が出てきたので、スカーフ型へのマークがやや甘くなっているように思われます。
2.個別解説
(1)ウーラオス水
テラスタイプ:毒
特性:不可視の拳
実数値:195-174-135-*-81-138
持ち物:拘りスカーフ
技構成:水流連打/インファイト/蜻蛉返り/思念の頭突き
しざよちゃんねるのウーラオス。
やはりウーラオスに対してゴツゴツメットで自然に対策できている構築が多く水流連打の一貫はなかなか作れませんでした。
(2)サンダー
テラスタイプ:妖
特性:静電気
実数値:191-*-150-146-112-125
持ち物:オボンの実
技構成:暴風/ボルトチェンジ(放電)/蜻蛉返り/羽休め
ウーラオスのテラスタイプが多様化し、役割が非常に薄くなってしまったポケモン。
このポケモンを最後まで軸として採用したことが大きな失敗だったと思われます。
(3)ランドロス霊
テラスタイプ:妖
特性:威嚇
実数値:191-210-110-*-106-111
持ち物:とつげきチョッキ
打ち合い性能が非常に高いランドロス。
ハバタクカミに対しても有利で、単体として強力な駒でしたが、テツノツツミを構築単位でケアするのが非常に難しいと感じました。
(4)ヒードラン
テラスタイプ:飛行
特性:貰い火
実数値:193-*-127-151-148-125
持ち物:たべのこし
技構成:マグマストーム/挑発/身代わり/守る
外しも考慮し、マグマストームを複数回打つということを考えると、虫テラスではなく、打たれる地面技(ランドロスまで意識)に対して確実に身代わりを残せる飛行テラスが望ましいと判断しました。
テラスを切ることで、神速が一貫しやすくなるのがこのポケモンの難しさだと思いました。
マグマストームを複数回当てる前提であり、その割には選出回数が多めで、勝率が安定しない直接の原因だったように思います。
(5)ハバタクカミ
テラスタイプ:草
特性:古代活性
実数値:161-*-116-156-156-157
持ち物:ブーストエナジー
クレセリアと瞑想を打ち合ったときに勝率を高めるサイコショックを選択しました。
また、軸のウーラオスやパオジアンが止まるヘイラッシャに対してサンダーに頼らずに崩せる手段ということも意識しています。
(6)パオジアン
テラスタイプ:霊
特性:禍の剣
実数値:155-162-111-*-85-205
持ち物:気合いの襷
技構成:氷柱落とし/聖なる剣/氷の礫/絶対零度
この並びには、ディンルーがまず初手に出てテラスタルを切らせることができるので、絶対零度を持たせたパオジアンを採用しました。
Aを削りBに少し回すことで、ディンルーの地震を2回耐えるようになる(零度を3回試行できる)ようにしました。
Aが足りずに負けた場面はありませんでしたが、普通にディンルーをケアできるなら、素直に特化させた方が良いように思われます。
【おもちゃ】
構築の始点でAIを活用して補完のテラスタイプを選定してみたので、その過程について示すこととしたい。
持ち物は確定しているものとして、既に決まっていた以下の要素を指定したところ、以下の案が示される。
【命令文1】
🐻毒🐔 🌾妖🕷️ 👩 🐕️
【回答1】
🐻毒🐔水🌾妖🕷️妖👩妖🐕️草or電気
次に、パオジアンについて、ゴーストテラス(神速意識)とした場合、以下の案が提示される。
【命令文1-2】
🐻毒🐔 🌾妖🕷️ 👩 🐕️霊
【回答1-2】
🐻毒🐔水🌾妖🕷️虫👩妖🐕️霊
次にハバタクカミの役割を考える。
ハバタクカミの役割は、ウーラオスを受けるために選出されるヘイラッシャを起点にすることである。
【命令文1-3-1】
🐻毒🐔 🌾妖🕷️ 👩水🐕️霊
【命令文1-3-2】
🐻毒🐔 🌾妖🕷️ 👩草🐕️霊
【回答文1-3-1】
🐻毒🐔妖🌾妖🕷️虫👩水🐕️霊
【命令文1-3-2】
🐻毒🐔妖🌾妖🕷️虫or飛👩草🐕️霊
このようにして、テラスタイプを決定した。